お久しぶりです

shore

2020年03月22日 07:13

おひさしぶりです。
皆様お元気にお過ごしでいらっしゃいましたでしょうか?

私はお正月のご挨拶をバタバタしているうちに逃してしまい・・・

何をそんなにバタバタしていたかと申しますと、1月末に「技能検定試験」が行われたのです。
はんこを彫る技能を証明する試験です。

2013年3月、7年前にも検定がありました。
それは「木口」という、木のはんこを彫る技能を検定試験でした。
https://shore1724.osakazine.net/e482165.html

今回はゴムのはんこを彫る技を試されます。
5時間で下のようなゴムのはんこを彫り上げます。
「代表取締役大河原四郎」の部分は筆で自分で書いてゴムに写して彫ります。



小さい頃、職人さんがゴムのはんこを手で彫っているのを見るのが大好きでした。
すーすーっと印刀がゴムをこそげて、波模様が出来上がっていくのは、それは見ていて気持ちのいいものでした。
いつか私もこんなふうなきれいなはんこを彫れる用になりたいと思って、はんこの世界に入りました。
でもまずは木のはんこが彫れてから、とまずは木口で検定に合格し、今回は10年ぶりに開催されたゴムの検定。
落ちるわけにはいきません、手首が関節炎になっても彫り続けて・・・




合格しました!

でもこれで終わりではありません。

今、デジタル、ITがどんどん進化する中、はんこというものの役割は、私達はんこ業者が言うのも口惜しいのですが、衰退の一歩をたどっています。
本人確認における実印の必要性、利便性は以前と何ら変わっていないはず。
手彫りゴム印の芸術性は一般的には知られていない、多くの人に知ってもらいたい。

はんこやとして、やりたいこと、やりがいのあることはまだまだいっぱいあります。
はんこやの2つの「一級技能士」を取得したものとして、世間に啓発し、発表し、見ていただけるよう、頑張っていきたいと思います!

関連記事