30年間、おつかれさまでした。

shore

2020年08月16日 10:39

私は物を捨てるのが嫌い?苦手?
物を大事に、はしていませんが、気に入ったものは散々に使い倒して、ぼろぼろになっても使って、そうなると愛着があってまた捨てられなくて・・・

それは主に衣服で、30年くらい前に買ったものもあります
母や叔母からもらったものでも生地やデザインが気に入ったものは、毎年や何年か毎に着たりしています。
そして、もうどうしてもぼろぼろになって着られなくなると、「ご苦労さまでした、長い間ありがとう」と言って捨てます

そして、私が長く愛用してきたもののトップ2がこれです。
炊飯器。



パナソニックの平成2年製。(写真右側)
なのでちょうど30年、毎日とは言わないまでもずっとずっと私の生活とともにありました。
この炊飯器は、IHとやらの出始め、しかも重く分厚い内釜で、当時最高級とされたものでした。
もう液晶部分が見えなくなっていて、予約や色々なメニューを炊き分ける機能などは使えなくなっていますが、とりあえず「炊飯」のボタンを押せば、どんなお米でもどの炊飯器よりも美味しく炊けます。
それはそれは母の家の炊飯器で炊いた魚沼産コシヒカリよりも、高級和食店の締めのご飯よりも、美味しいのです。

でも近頃、なにか電気の接触が悪くなっているところがあるのか、炊飯の最中にふっと止まっていることがあり、「おーい、だいじょうぶか~!?」とゆすってやるとまた思い出したようにゴーっと炊飯を始めるのです。
それはまるで、雪山で遭難して眠って死んでしまいそうな友人を「眠ってはだめだ!死んでしまう!」と揺り起こすように・・・




内釜のテフロンは剥げてしまって、一度内釜だけを取り寄せましたが、もうそれすら在庫がないとのこと(あたりまえですよね)
この際、持続給付金ももらったことだし、買い換えることにしました。

やはりパナソニックで、とは思っていましたが、いろんな機種があって迷ってしまいましたが、高価なものはいろいろな機能がありすぎて、使いこなせる気がしなかったので、できるだけシンプルなもので「厚釜(ダイヤモンド銅釜)」「大火力」「おどり炊き」という言葉に惹かれて決めました。(写真左側)

今のものは内蓋の構造や、液晶の表示などが複雑で、とても30年ももつようには思えないですが、こうやって出会えたからにはできるだけ長くおつきあい願いたいと思います。

さて、愛用の品とのお別れは、悲しいな~
「ご苦労さまでした、長い間ありがとうございました!」


PS:長く愛用してきたもののトップ1、やはり平成2年製で今も現役で頑張っているものがあります。
ここでこのような形で紹介する日がずっとずっと先になりますように、まだまだ愛用していきます!

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