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2020年10月29日

金賞三つ、頂きました

コロナでいろいろなイベントが中止になる今日この頃。
はんこ屋の世界でも2年に1回、全国大会なるものが都道府県持ち回りで開かれます。
今年は宮城県の予定でした。
それに合わせて、はんこ屋団体である「公益社団法人 全日本印章業協会」主宰の「全国印章技術大競技会」が、2年に1度開催されます。

今年はその競技会はあったのですが、本体の大会がなくなったので、授賞式は行われず、表彰状とトロフィーのみが各自に送り返されてきました。
そして、今回とってもがんばった私は・・・・
金賞三つ、頂きました


金賞トロフィーが三つです。
4部門出品して3部門で金賞を頂きました。

金賞三つ、頂きました


ゴム密刻の部
金賞・全国印判用品商工連合会長賞
6センチ角のゴム印を手彫りしています。

金賞三つ、頂きました


木口角印・小篆の部
金賞・東北印章業組合連合会長賞
36㎜角の木の角印を手彫りしています。

金賞三つ、頂きました


木口実印の部
金賞・中央職業能力開発協会長賞
15mm丸の実印です。

表彰式は10月17日の予定でした。
ちょうどこの時期に、○○大臣他によるはんこバッシングが全盛期でした。
はんこで承認・決済というシステムは社会のIT化の妨げになる、などなど。

人の心はマスコミのたき付けに反応しやすく、今は一時期ほどの逆風は感じませんが、はんこ屋業界にとってはほんとうに存亡の危機にあるわけです。

はんこなんて、偽造しようと思えばいくらでもできるし、本人確認にはならないだの何だの、おっしゃる方は大勢います。
でも、悪意を持ってずるいことをしよう思ったら、ITの中だけの方がよっぽど簡単に人の物や金を盗めることは明らか。
ここ1か月の間でもドコモ口座の不正利用、GOTOポイント不正取得、数えたらきりがないです。
それこそ、相手がITなので手当たり次第、ごそっと入り込める世界。

そんなに甘いITを急いで進めて、危険はないのでしょうか?

はんこはそれぞれの人がそれぞれに時間をかけ、みんなひとまとめのデーターとして扱われない部分があるのは、ある意味救いではないのでしょうか?

それはどの業種においても考えられることで、どんどん機械化・コンピューター化が進み、やがて全ての仕事はコンピューターに取って代わられて、人間はコンピューターに操られ仕事にあぶれる日がくるでしょう。

とぼやいてみましたが・・・

私はハンコが好きです。
綺麗に彫れて、それを押したらすっきり美しい線が表現ができたとき、やったぁ~!って思います。
機械で彫ったはんこは、そのすっきり感がありません。
10年前、手彫りを始めた頃はそれこそ機械で彫った方が綺麗でした。
毎日彫って彫って彫りまくって、もっと上手になりたいと思って頑張っていると、だんだんわかってきました。

一般の人にはその違いはわからないことが多いようです。
でも、この人にハンコを彫ってもらいたい、この人に任せたら安心だ、と思ってもらえるように、ずっとずっと頑張って彫り続けたいと思っています。

ハンコなんて、と言わせないような、美しいハンコを、ずっとずっと追求していきます!


PS:店のホームページも更新しました。
よかったら見て下さい。
https://idobun.com/award/index.html



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Posted by shore  at 18:07   │  comments:(2)  │   はんこ屋



COMMENTS
三部門の金賞
おめでとうございます

こつこつと彫ってこられた賜物ですね。
申し訳なくも字は読めませんが…σ^_^;

はんこ不要論が出ていますが
いま風に言えば わけわかめ でしょうか。
便利なように謳っていますが
その前に改善すべき役所仕事も
あるのでは?と思ってしまいます。
Posted by ぷーちゃん at 2020年10月30日 16:07
ぷーちゃんへ

コメントありがとうございます。
上から「座華酔月」「宮城野萩能楽観賞会」「支倉常長」と書いてあります。
篆書という書体です。

はんこ不要論、中途半端ですよね。
それに代わる手段がないから、はんこはなくならないだろうという、はんこ屋業界にしてみたら甘い見解もあるのですが、このままではいけないのも確かです。

今できることを精一杯、模索していきます。
Posted by shoreshore at 2020年11月02日 01:34
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