2012年06月23日
良薬は口に苦し

今は一般的にはスタンプ朱肉といって、パッドに朱肉成分の入った油をしみこませたものが使われています。
昔は小学校の校長の机の上とかに、賞状に押すはんこに使う、大きな印肉の缶が置かれていたものです。
今そんな朱肉はほとんど使われることがなくなりましたが、篆刻やはんこの作品を押すのにはその朱肉の最上級の物が使われます。
中国の上海西冷印社の「光明(こうみょう)」,「美麗(びれい)」,「箭鏃(せんぞく)」というのが有名です。
先生に美麗(びれい):箭鏃(せんぞく)=6:4くらい、ときいていたので調合してみることに。
写真左上が美麗(びれい)、その隣が箭鏃(せんぞく)です。
左上は「よもぎ茶」の茶殻です。
印泥の油分が多すぎると、はんこを押すときにじんでしまうので、余分な油を取り除かないといけないのですが、油紙などに吸わせるには随分時間がかかかります。

よもぎは生のはではなく、よもぎ茶として売られているものを何度も煎じて、色が出なくなった茶殻を使います。
にしても、すごい色、よもぎ餅とは全く違うニオイ・・・
よもぎ茶の効用をネットで見ると
・ ノンカフェインなので子供や妊婦でも安心
・ 血液の循環を促進し、血液サラサラ&冷え性改善
・ 現代人が不足しがちな栄養素をたっぷり含んでいる
・ 浄血や殺菌、末梢血管の拡張、抗アレルギー作用のあるクロロフィルを含む
・ 体内の有害物質を排泄するタンニンを含む
とありますが・・・

に・に・に・苦い!
ニガいニガいニガい!
せっかくだから氷を入れて冷やし、1杯だけは飲みましたが、子供、妊婦さんには無理でしょう!
それに何杯煎じてもいつまでも色が出ています。緑色のような藍色のような・・・
7回くらい煎じて色が出なくなった茶殻を、ブラジャー洗濯ネットに入れて干しました。
でも大量に残ってるよもぎ茶、どうしよう・・・
チャレンジしてみたい方はどうぞ、ご連絡を。

お弁当はイワシの梅干生姜煮、鶏の梅酢焼き、卵焼き、2色ウインナー、枝豆です。
イワシは骨ごと食べられるのでカルシウム・鉄分補充にGoodです。
夜ならこれをあてに・・・なんですけど。
鶏肉も梅酢(梅干しの塩抜きをするのに漬けておいた酒)と味醂に漬けて、つけ焼きにしました。
梅梅、味もうめ~?と子供に尋ねると「オヤジギャグ、さぶいわ!」とダメ出し・・・
Posted by shore at 08:00 │ comments:(0) │ はんこ屋
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。