3足のわらじ

私が幼稚園児の頃、井戸文章堂にいた「森さん」という職人さんはとても器用な人で、いろいろな道具を自分で作って工夫して作業されていました。
以前、印刀のお話でも登場しましたが、森さんの印刀はとっても特徴あるものです。
私も、森さんを見習って自分で道具を作ってみました。
名付けて「割付君」です。

代表者印のサヤ（キャップ）のふたの部分を切り落としてリングにしたものと、黒水牛の印材に割り付け線を彫りだしたスタンプのセットです。
リングは代表者印の印材がすっと入るように、それでいてぶかぶかにならないように内側を削りました。


面すり、朱墨うちをした印材にリングをはめます。






スタンプの側に墨をつけて・・・






ガイドになるリングに差し込み・・・





むぎゅっと押さえてスタンプすると・・・





割付線が簡単にひけました。
・・・実はまだあまり簡単ではなく、スタンプ側につける墨の量が多いとにじむし少ないと写らないし、なかなか一回ではうまくスタンプできません。
手技にも技術と慣れが必要です。




土曜日ですが私は店、ドラ息子は学校なのでお弁当です。
ニチレイの冷凍から揚げを揚げました。
作り置きのカボチャのそぼろ煮、卵焼き、２色ウインナー、塩鮭でした。