2012年11月12日
雨の日は修行三昧

年賀状シーズンなので井戸文章堂は日曜日も開店しています。
でも、あまりに大雨で人通りも全くありません。
店番担当ですが、来週の大印講習会に備えての宿題をしちゃいます。
まずは印稿の宿題、「百家争鳴」です。
このごろは先生が出してくださるお題は、人名ではなく四字熟語だったりします。
要は実印のように、漢字が入ればいいんですから。

課題は24ミリの角印に9文字。
通常、領収証などに押す角印の大きさで、ものとしては普通なんですが、競技会となるとビジネス用の「印篆」という四角張った書体ではなく、「小篆」という芸術性を重んじた書体を入れます。
この「小篆」、線の始まりと終わり(起筆終筆)、カーブに表情があってとても難しいんです。
それをたった24ミリの四角の中で9文字、一文字あたり8ミリ以下の小ささで表現しなければならないわけで・・・
とても原寸では表現できないので4倍寸で書いて縮小しました。
4倍寸で大袈裟に書いても縮小したらよくわからないものに・・・
しかもこれを彫って表現しなければならないのも至難の業です。

10本目の代表者印、仕上げしました。字入れ50分、粗彫り2時間、仕上げ1時間30分のトータル4時間20分です。
なんとか目標の4時間30分までにできあがりました。
本来なら、もう少し綺麗に仕上げたいんですが、今は時間内に彫れることを優先して練習しています。
修行の道は険しい!
Posted by shore at 08:00 │ comments:(0) │ はんこ屋
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