3足のわらじ

お盆にしなければならないこと、それは、三途の川をわたって下界に戻ってくるご先祖様をお迎えすること。
お墓参りは必須です。
昨日は離れた2か所のお墓に参るために、朝5時に出発しました。

京都との県境に近い枚方と、箕面・・・
この枚方が曲者で、以前日が昇ってから行って、大渋滞に巻き込まれ、日が暮れるまでに帰れなかった経験があります。
だからこんなに早く家を出たわけですが・・・

さすがにこの早さだと一般道はスイスイ。
（でも6時を回るころには、あちこちに「名神西宮～大津」「中国道宝塚～」など高速道路は渋滞表示がでていました）
お昼までに2か所のお墓参りをコンプリートできました。

さて、久しぶりにお習字を・・・大印展の課題も、書道はほとんどやっていないし・・・
と思って、墨擦り機で擦って冷蔵庫に格納してあった墨を出してみると・・・

クサ～い!
腐っています、ドブ川のヘドロの何十倍の臭さです！
どんだけ長いことやってなかったのか、よくわかります・・・

印章業組合のS大先生によると、擦って寝かせてちょっと腐ったような「宿墨」はまた味が出てよいとのこと・・・
使ってみようかな・・・と思ったけど・・・
ムリ！
どうやら、こんな腐ったものを宿墨というのではないようです。
冷蔵庫でせいぜい2日間くらい寝かせたものをいうそうです。

仕方がない、擦りましょう・・・

そして、筆も問題です。
いや、下手くそだから筆にも文句をつけるだけなんですけど。
半紙に小筆で28文字書く課題なのですが、いつも左のような中国の筆を使っています。
これだと穂先の黒い部分にのみ墨をつけて書くので、筆先に腰があり書きやすいのですが、墨の量が少ないから一文字最後まで書ききれないことがあります。
文字の途中で墨をつけると、なんだか勢いのない文字になってしまいます。
筆自体も、穂先ばかりを使うのですぐに傷んでしまいます。

そこで、先日書道用品屋さんで、日本の小筆を買ってきました(写真右）。
筆全体に墨をつけて書くもので・・・

これだと墨持ちはいいのですが、ふにゃふにゃとやわらかくて難しい！
弘法でないから筆も墨も選んでるのに、全然だめです・・・

お盆休みはこぴっと頑張ります！