3足のわらじ

ご近所の奥様が「終活」ということでたくさんのお着物をくださったお話を、お正月に載せました。
帯や小物はそのまま使えますが、着物はサイズが違うので着れません。
その中でも特に素敵なものがあり、仕立直しできないかと思っていたら、元陶芸仲間の梅さんから「素敵な和裁のお店があるのよ」と教えてもらいました。



中央区、空堀商店街のすぐ近くの古民家を再生したお店「糸果」さん。
このあたりは町家を改造したおしゃれなカフェや雑貨店があちこちにあり、日曜日には地図を片手に街歩きをする外国人も多く、大阪の古さと新しさがミックスした素敵なところです。



店内には季節の和小物と着尺がおしゃれにディスプレイされています。
いや～ん、こんなのも素敵、こんな取り合わせもいいわね、と、興味はつきません。

そして、そのお店に先日持ち込んでいた品物ができあがったと連絡があり、昨日いただきに行ってきました。



「琉球絣」は洗い張りをしていただき、ちょっと短めではあるけれど私のサイズに縫い直していただきました（手前の薄ピンク）
一重の「紗」の小紋は洗い張りを。
そして、左の上の浴衣のようなものは、３０年くらい前に私が自分で買って反物のままほってあった「小千谷ちぢみ」
湯のしして裁断してもらいました。

この、「糸果」というお店は和裁教室も併設されていて、和裁を一から教えてくださるのです。
いい機会だから、この小千谷ちぢみは自分で縫いたい！と思いついたわけで・・・
３０年くらい前、少し和裁を習っていて、長襦袢くらいは縫ったことあるのですが・・・これが・・・



な～んも覚えてないのです。
針を持ったら思い出すだろうと思っていたのですが、さっぱりです。
自転車の乗り方やスキーの滑り方は記憶喪失になっても覚えているらしいんですが、長襦袢２枚程度の経験では身についていなかったようで・・・

そこは何でもやりたがりの私。
もう頑張るっきゃないですね！（写真は運針練習用の布です）
ファイト～！